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小林よしのり
2016.10.4 04:34日々の出来事

この問題は詰んでいるとしか思えない


生前退位のご意向を表明された88日の玉音放送以来、

男系抵抗勢力は猛烈に悪あがきをしてきたし、安倍政権は

「一代限りの特措法」で退位と即位をやっつけちゃえと

いう態度で、有識者会議を設置するようだ。

 

だが、わしはあの玉音放送以来、この話はもう詰んでいる

という思いがぬぐえない。

あらゆる角度から予測してみても、「一代限りの特措法」では

対処できない。

 

「生前退位」という陛下の一手が、どのように展開していく

かを、全部、予測された上での奇跡的な作戦だったのでは

ないかという思いが、日を追うごとに増していく。

だとしたら天皇陛下、やっぱり恐るべき頭脳だ。

 

八木秀次が有識者会議に呼ばれているらしい。

なのに高森明勅はまだ呼ばれていない。

不公平だとわしは思うが、まあ、そのうち分かるだろう。

観念論だけでは必ず現実という高い壁にぶち当たる。

法律家や皇室の専門家や、いろんな者を呼んでみるがいい。

そして、それが現実に皇室のシステムに合致するかどうか、

考えてみればいい。

 

この問題は詰んでいると実感するだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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